リチウムイオン電池に関しての知識メモ第3弾

まとめ
- リチウム電池は消耗品で、必ず劣化する
- 高温・満充電・衝撃は劣化を早める
- 100%や0%は、電池にとって極端な状態
- 極端な状態を長く続けるほどダメージが溜まる
- 膨らみは内部異常のサイン
- 見つけたら即使用中止が正解
「充電回数だけが寿命」ではなく、置き方・保ち方も寿命を削る
リチウム電池はなぜ劣化するのか
リチウム電池は、使えば使うほど少しずつ傷んでいく消耗品
これは避けられない
主な理由はこのあたり
- 充電と放電を繰り返すことで内部がすり減る
- 電池の中では、リチウムイオンが行ったり来たりしている
- これを繰り返すうちに、内部構造が少しずつ壊れていく
- 高温に弱い
- 暑い場所に置かれると、劣化スピードが一気に上が
- 夏の車内放置が危険と言われるのはこれが理由
- 満充電・空っぽ状態を続けると傷みやすい
- 100%や0%に張り付いた状態は、電池にとって負担が大きい
- 時間が経つだけでも劣化する
- 使っていなくても、年単位で少しずつ性能は落ちていく
つまり、使い方 + 時間 = 必ず劣化する
なぜ「100%」や「0%」にしたままだと電池に負担がかかるのか
リチウム電池は、ちょうどいい緊張状態で一番安定する
それがだいたい 20〜80%くらい
- 100%のままがよくない理由
- 満充電は、電池の中のリチウムイオンが「片側」にギュッと偏っている状態
- この状態が長く続くと、
- 電極に余計なストレスがかかる
- 内部で劣化反応が起きやすくなる
- 電池の表面に不要な膜が増える
- 簡単に言うと、パンパンに張り詰めた状態で放置される感じ
- 短時間なら問題ないけど、「常に100%」を繰り返すと、確実に寿命を削る
- 0%のままがよくない理由
- 逆に0%は、限界までエネルギーを絞り出した状態
- この状態で放置すると、
- 電池の制御回路が不安定になる
- 再充電時に負荷が一気にかかる
- 深放電ダメージが残る
- 最悪の場合、充電できなくなることもある
- 0%は「空っぽ」ではなく、無理やり止めている状態だと思った方がいい
- 使っていなくても劣化するのは、何がどう壊れていくのか
- 「使ってないのに劣化する」は本当
- これは内部で静かに進む化学変化が原因
- 劣化していく主なポイント
- 電極が少しずつ傷む
目に見えないレベルで、材料が劣化していく - 電池内部の保護膜(SEI膜)が厚くなる
これは本来必要な膜だが、厚くなりすぎると電気の通り道を邪魔する - 電解液が劣化する
電気を運ぶ役割の液体が、時間とともに性能を落とす - 内部抵抗が増える
電気が流れにくくなり、「減りが早い」「発熱しやすい」状態になる
- 電極が少しずつ傷む
つまり、使わなくても少しずつ老化していく
リチウム電池はなぜ膨らむのか
電池が膨らむのは、はっきり言って危険信号
原因はだいたい次のどれか
- 内部でガスが発生している
- 劣化や異常反応でガスが出て、逃げ場がなくなって膨張する
- 過充電・過放電のダメージ
- 保護回路が弱い、もしくは壊れていると起きやすい
- 高温や強い衝撃
- 熱や衝撃で内部が傷つくと、化学反応が暴走しやすくなる
- 安価な電池に多い品質ばらつき
- セルの作りが甘いと、膨張リスクも上がる
膨らんだ電池は、「もう限界です」というサイン
膨らんだらどうするべきか
前回の投稿でも書いたけど
- すぐ使うのをやめる
- 充電しない
- 押したり潰したりしない
- 自治体や回収窓口に相談する
「まだ使えるから」は通用しない
膨らみは事故の一歩手前だから、迅速に対応を
Lithium-Ion Battery Knowledge Notes #3
Key Points
- Lithium batteries are consumables and always degrade.
- Heat, full charge, and physical impact speed up degradation.
- 100% and 0% are extreme, stressful states for batteries.
- Staying in extreme states causes damage to build up.
- Swelling is a warning sign of internal failure.
- If a battery swells, stop using it immediately.
- Battery life depends not only on charge cycles, but also on storage and handling.
Why Batteries Degrade
Lithium batteries wear out through normal use and over time.
- Charging and discharging slowly damage internal structures
- Heat accelerates chemical breakdown
- Time alone causes gradual aging, even without use
In short: use + time = degradation.
Why 100% and 0% Are Bad
Batteries are most stable around 20–80%.
- 100% keeps the battery under constant stress
- 0% pushes it beyond its safe operating range
Both shorten battery lifespan when maintained for long periods.
Why Batteries Swell
Swelling means something has gone wrong inside.
- Gas buildup from degradation
- Damage from overcharging, deep discharge, heat, or impact
- Lower-quality cells are more prone to it
A swollen battery is a clear danger signal.
What to Do
- Stop using the battery
- Do not charge or crush it
- Dispose of it through proper municipal or recycling channels
Swelling means the battery is near failure and needs immediate attention.

Leave a comment